まる子に手を焼くしっかり者のお姉ちゃん「さくらさきこ」の魅力とは?『ちびまる子ちゃん』

主人公「ももこ(まる子)」のお姉ちゃん「さくらさきこ」は、まる子と同じ小学校に通う6年生です。黄色い学生帽とランドセルはだんだんと似合わなくなってきた印象のしっかり者。まる子と一緒に子ども部屋を使っているので、まる子が散らかしたり騒がしかったりするのがいつもうっとうしい様子。しかしそこはお姉ちゃん。辛抱する事もきちんと心得ており、何とか姉妹で協力し合って生活しています。今回は、そんなしっかり者のお姉ちゃん「さくらさきこ」の魅力についてご紹介します。
健康的な小学6年生ライフ
しっかり者のお姉ちゃんは、お母さんに心配させない優等生。親から言われなくてもさっさと宿題は終わらせますし、いつも机の上はきちとかたずいています。と言っても、別に“がり勉”キャラクターではなく、小学生6年生らしい健康的な生活を送っています。時には小さな失敗もありますし、クラスの中でも完璧な存在というわけではありません。元気な子ども、1妹を持ち時々不満だって出てしまう、子どもらしい子どもなのです。
テレビも大好きでアイドルに夢中
さくら家では、茶の間でテレビを見ることが娯楽の中心。彼女も暇な時間があればテレビの所に行き、家族とチャンネル争いになったりもします。ビデオ録画などは出来ない時代の漫画ですので、楽しみにしていた番組をうっかり見忘れてしまったら、もうそれで終わり・・・。ちなみにさきこは、アイドル歌手が大好きで、特に西城秀樹に夢中なのです。しっかり者で、肝っ玉母さん「すみれ」の血を受け継いでいるさきこでも、秀樹の事となると感情むき出し。それで、まる子と壮絶な喧嘩にもなるのです。しっかり者でえらい所もそうでない所も、小学校高学年らしさの出ている楽しいお姉ちゃんです。
時にはタップリと妹まる子に愛情を注ぐ
ちょっぴり大人に近づき、でもまだまだ子ども、そんな小学6年生。しょっちゅうまる子と喧嘩をする(たいていはまる子が問題です)さきこですが、そこはやはり血を分けた姉。時々、さきこの妹を思うがゆえの言動や態度に、ほっと癒される事もしばしばなのです。そして、例えまる子と喧嘩中でも、まる子のクラスメートにあった時は、きちんと上級生らしく親切に年下の子供達と接します。親戚の子どもが来た時も、まる子も含めて平等に接しようとするところなど、偉いなと心を和ませてくれるお姉ちゃんなのです。
妹のまる子が学校の行事を忘れても、きちんと覚えておりもちろん準備もしている「さくらさきこ」。何かと主人公のキャラクターを引き立たせる重要なポジションを担っているといえます。インパクトの強いキャラの多い同作において、控えめでありながらも十分な存在感を放ち、そしてさくら家を支えるお姉ちゃん「さくらさきこ」の魅力、ぜひ注目しながら『ちびまる子ちゃん』をお楽しみ下さい。
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