初代大グレン団リーダー!熱血アニキ「カミナ」の魅力とは?『天元突破グレンラガン』

『天元突破グレンラガン』の「カミナ」は、主人公「シモン」から兄貴と慕われる熱血な人物で、日本刀1本で敵に突っ込んでいき、敵である獣人ロボット「ガンメン」を奪うなど大暴れし、大グレン団を結成。獣人達に戦いを挑んでいきました。一見粗野な行動の半面、何事にも自信を持てない「シモン」を励ますなど、仲間達に対する面倒見はよく、大グレン団リーダーとして仲間達を率いていきます。今回は、そんな「カミナ」の魅力についてご紹介してみたいと思います。
何事にも熱血
カミナは、ヨーコと出会い穴の外に出るまでは、村で騒動を起こす鼻つまみ者で、言う事は壮大でしたが、穴の外にも出られず口先だけの男・・・という印象でした。しかし、穴の外に出てからは、その壮大な言葉を先頭に立って実現していきます。とにかく熱血で、本来は動かせない敵のロボットであるガンメンを気合いで動かしたり、強敵に負けてもリベンジを挑み勝利するなど。穴の中で平和に暮らしている時は役に立ちませんが、穴の外のような動乱の世界では大いに活躍します。
名言の嵐
そんな熱い男であるカミナには名言も多く、それがまた視聴者を熱狂させます。敵を怖がるシモンを励ます時には、「お前が信じる俺でもない、俺が信じるお前でもない、お前が信じるお前を信じろ!」。無茶な戦いを仕掛ける時には、「無理を通して道理を蹴っ飛ばすんだよ!」。そして、敵に相対した時の決め台詞「俺を誰だと思っていやがる!!」。これは、後にシモンと一緒に、「俺達を誰だと思っていやがる!!」に変わりましたね。
ヨーコの告白、そして・・・
カミナとシモンが穴の外に出るきっかけを作ったヨーコとは、当初あまりうまくいっていませんでしたが、カミナの漢気にヨーコが次第に惹かれていき、敵拠点制圧戦前にヨーコから告白、そしてカミナはその告白を受け入れました。しかし、その敵拠点制圧戦で、シモンの援護の為に敵を引きつける役目を負い強敵の集中攻撃を受け、最期はシモンに「漢の信念」を伝え、敵を倒すと息絶えてしまいます・・・。その死は、シモン、ヨーコ、大グレン団メンバーを大いに悲しませました。それほどに「カミナ」は、カリスマ的リーダーとして、皆の心の拠り所として、そしてアニキとして大きな存在でした。
後にラスボスとの最終決戦で一瞬だけ蘇り、シモンとヨーコのピンチを救いますが、実質は、穴から出てそして戦死するまでがカミナのすべてと言っていいと思います。バカで能天気で考えなしで勢いしかないカミナでしたが、その底に流れる熱い血潮は溢れるほどの熱気を放ち、仲間達を惹きつけます。アニメが終了して大分経ちますが、カミナの放った熱い言葉はいまだにファンの間で高い人気があります。この熱さこそが、カミナの魅力のすべてと言って過言ではないでしょう。
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