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PERSONA5 the Animation 第8話【感想コラム】

班目の個展が開かれている会場周辺に大量に貼り出された、怪盗団からの予告状。個展の会場内で祐介が班目の反応を確認し、ザ・ファントムの面々はオタカラを盗み出すべくマダラメ・パレスへと赴くのでした。

PERSONA5 the Animation 第8話「Put an end to all this and use your own artwork for once.」【感想コラム】

班目の個展が開かれている会場周辺に大量に貼り出された、怪盗団からの予告状。個展の会場内で祐介が班目の反応を確認し、ザ・ファントムの面々はオタカラを盗み出すべくマダラメ・パレスへと赴くのでした。

ペルソナ5 第8話「Put an end to all this and use your own artwork for once.」のあらすじ

斑目の真意を知りペルソナに覚醒した祐介は、自ら怪盗団へ加わることを申し出る。予告状を出し、斑目のオタカラを盗み出すためパレスへ侵入するザ・ファントムだったが、そこで待っていたのは、”赤子を抱く姿で描かれた「サユリ」”を携えたシャドウ斑目であった。

せめて有終の美くらい、自分の作品で飾れ

巨大な警報装置に囲まれ、布を被せられた作品をオタカラと判断しましたが、周囲は警備員の姿をしたシャドウがウヨウヨしている上にシャドウ班目本人も近くに待機しています。唯一警報装置のない真上から、荷物搬送用のワイヤーフックに一番体重の軽いモナを括り付けて降ろしオタカラを確保、フォックスがワイヤーフックのそばでサポート、ジョーカーがフックの昇降を操作、スカルとパンサーは警備員室を占拠して館内の照明をダウンさせるという配置で挑むことに。やっぱり、仲間の人数が増えると余裕のある作戦が立てられますね。降下するモナがやけに可愛い。

建物の外の広場に出ると敵の姿はなく、オタカラに興奮したモナが包んでいた布を引っぺがすと、中から出てきたのは妙に上手いへのへのもへじ…班目は体育会系脳筋の鴨志田よりも悪知恵が働くようです。

偽物に気を取られているうちに、本物のオタカラを携えた警備員を連れたシャドウ班目が追いついてきました。彼は自分のオタカラのことを「私の名声と権威を築いた始まりの一枚」と表現し、冥途の土産にと警備員シャドウに高々と掲げさせました。

その絵は確かに「サユリ」でしたが、絵の下方を覆う紫の煙がなく、描かれた女性の視線が腕に抱いた赤ん坊に向けられていることがはっきりと分かります。この「サユリ」は、班目の弟子であった女性が描き残した最後の一枚にして、唯一の自画像なのだと。
慈愛に満ちていながらも、わずかに愁いを帯びた複雑な心理を表した神秘的なその表情を世界が称賛したと語る班目ですが、フォックスは班目の女性の弟子ということから「サユリ」を描いたのが亡き母であることに思い至ります。

彼女はこの絵を描いた時点で既に自らの死期を悟っており、独りになってしまうわが子への願いと祈りを込め、その切なる思いが神秘的な表情として表されたと班目は語りました。

「そんな大事なものを盗んだのか」と憤るジョーカーですが、班目は「サユリ」を一目見て「この絵に手を加えて自分の名前で世に出せば大いに受ける」と感じたと告げます。赤ん坊を塗りつぶした理由を問われ、女性の表情の理由を謎にすることで俗人を引き付けるための演出だとの残酷な言葉が続けられました。

祐介の母は身体が弱く、偶然にも班目の目の前で発作を起こして倒れたのを「絵を手に入れる好機」と判断し助けを呼ばなかったと。そして孤児になった祐介を「サユリ」の真実に気づかせないために引き取り、彼の画才を見て「着想を盗むのであれば、大人よりも何も言い返せない子供」がいいと気付いたのだと。

フォックス、祐介は「班目を許す理由がすべて消えた」と戦意をあらわにし、シャドウ班目もまた変貌を遂げて戦闘に入ります。
ゲームでのボスとしてのシャドウ班目の名は「マダラメ・アザゼル・イチリュウサイ」、アザゼルとはユダヤ神話に出てくる堕天使の名前で、堕天使たちの統率者の一人とされています。アニメや漫画、ゲームで見かける名前でもあるので聞き覚えのある方もおられるかもしれません。
まず現れたのは左右の目と鼻と口が描かれた絵のような敵、ゲーム内ではそれぞれ「画伯の左目」「画伯の右目」「画伯の鼻梁」「画伯の口腔」と表示されます。

「画伯の口腔」が吐き出す墨のような攻撃を食らうと弱体化されてしまうことから、モナはこれが「認知による攻撃」だと判断しました。「相手を塗りつぶすことによって支配出来ると思い込んでいる」という班目の認知によるものと説明しますが、ジョーカーは広場の隅に塗料の缶があるのに気づきます。こちらが逆に班目を塗りつぶすことが出来れば、状況の打開が叶うと判断してフォックスがその役目を担うことに。

墨を浴びてしまったパンサーを残して、ジョーカー、スカル、モナが正面から戦いを挑み、隙をついてフォックスが4体の画伯全てを塗りつぶします。弱体化したのを見計らい、全員がペルソナによる攻撃を仕掛けることで画伯からシャドウ班目へと姿が戻りました。
「サユリ」を抱きかかえ、命乞いをするシャドウ班目にフォックスは現実の自分へ戻り、これまでの罪を告白するように言い放つと、本来の「サユリ」を手に崩壊するパレスを後にするのでした…

どうして世界はこんなにも理不尽なのか

後日、街頭モニターで班目の謝罪会見のニュースが流されます。街行く人々が足を止めて見つめる中、直接依頼をした中野原は全てが終わったことを知って口元に笑みを浮かべるのでした。怪盗団の名がテレビで流れるのを耳にし、明智は意味深に呟き、真は学校での出来事に続いてのことであることに気付きます。

電車の中や通学路、教室の中でも怪盗団の話題で持ち切りであることに、怪盗団の名が売れたことと大物の改心がうまく行ったと喜ぶ竜司。改めて怪盗団に参加する意思を見せた祐介は「美しくない計画には乗らないぞ」と言いつつ手を差し出し、蓮はその手を握り返しました。

そんな祐介の傍らには、やけに大きなスーツケースが。班目のアトリエを出ることにしたと言い、学校の寮も創作環境としては良いと言えないので、杏の家に転がり込むつもりだと突拍子もないことを言い出します。手土産の和菓子に手持ちの全財産はたいたとか、やっぱりネジがズレてるよね…?

そこへモルガナが勝手に「うちに来い」と言い出しますが、君の住んでるところは蓮の居候先でしょうが!改心の打ち上げもやろうとはしゃぐ杏と竜司に、あっけに取られている蓮。マスターに話を通す本人を置いといて、話がどんどん進んでいきます…

マスターからは意外と簡単に了承が得られたので、早速土鍋とカセットコンロを用意して鍋を食べることに。

鍋を食べ終わり、杏が眠ってしまったのを見て祐介は蓮と竜司の身の上について聞いてきました。今回の件で祐介の過去については全員が知ることになったのもあり、「互いを知るにはいい機会だ」と。

竜司は幼い頃に父が失踪し、それ以来ずっと母と2人暮らしだと打ち明けます。陸上で特待生になり、母に楽をさせたかったのに鴨志田との一件があり、学校に呼び出され教師たちから叱責を受けたことで母から謝られたことをずっと気にしている様子。

話が蓮に向けられ、蓮の過去を改めて聞いたことで竜司は「何度聞いてもムカつく話だぜ」と言い、モルガナは「ホントはそういう奴の心こそ盗むべきなんだ」と言います。そんな大人たちに対して自分達なら正義を示せるんじゃないか?と前向きに結束を固める蓮たち。

翌朝、仲間達と心を開いて深く話し合ったことを踏まえ、祐介は自分にはもっと他人と触れ合うことが必要だと認識して学校の寮に入ることを決断します。そして、パレスから持ち帰った「サユリ」をルブランの壁に飾ってもらうのでした。

芸術品は人に見てもらってこそ、その意義があると聞いたことがあります。今まで、班目以外の者の目に触れたことのない本来の「サユリ」を人に見てもらうために預ける場所として、ルブランがふさわしいと祐介は思ったのでしょう。

©ATLUS ©SEGA/PERSONA5 the Animation Project


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PERSONA5 the Animation 第8話【感想コラム】

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