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哀戦士 が私達に伝えた事。名作・機動戦士ガンダムII哀戦士の魅力を探る

現在でも新作が作られているロボットアニメ「ガンダム」の最初の作品の劇場版第二作「 哀戦士 」についてのコラムになります。 まずは作品についての端的な事実を列挙した基本的なことのまとめ、その次は全体と

哀戦士 が私達に伝えた事。名作・機動戦士ガンダムII哀戦士の魅力を探る

現在でも新作が作られているロボットアニメ「ガンダム」の最初の作品の劇場版第二作「 哀戦士 」についてのコラムになります。

まずは作品についての端的な事実を列挙した基本的なことのまとめ、その次は全体としての筋にも言及したあらすじ、そして最後は作品の各箇所に具体的に言及した作品の魅力とはなどといった文章になります。

「古典」と言っていい作品だと思いますが、現在の若い人には見ていない人もいるであろうと思い、全体的にネタバレには気をつけています。

「 哀戦士 」の主だった概要

ロボットアニメを前面に押し出した商業活動を現在も行っている株式会社サンライズの制作。いわゆる「リアルロボットブーム」の火付け役となった「機動戦士ガンダム」の劇場版の第二作です。

当時は中高生、特に「女子」を中心に高まった同作品の人気の中作られた、TV版を再編集して新規のシーンを追加した二時間超の作品になります。当時は社会現象化しました。主題歌は井上大輔の「風にひとりで」です。サブタイトルと同名の楽曲「哀戦士」は同じく井上大輔で劇中歌です。当時音楽もオリコンチャートの上位にランクインし、映画だけでなく音楽も社会現象になりました。

アニメ本編が放送された後に人気が高まり、それを受けて制作された映画三部作の二作目で、ちなみに一作目は単に「機動戦士ガンダム」がタイトルで二作目「哀戦士」三作目「めぐりあい宇宙」と違って劇中歌・主題歌の歌詞からの引用がタイトルにないですがそれは一作目の時点では興行成績次第で続編が作られない可能性もあったからです。

「 哀戦士 」のあらすじ

「機動戦士ガンダム」は人類の大半が宇宙のスペースコロニーに居住するようになった未来、宇宙世紀0079年が舞台のアニメです。この年に、スペースコロニーの一つ、サイド3が「ジオン公国」として独立自治権を得るために地球連邦政府に対し「一年戦争」を開戦して、新型兵器である人形の二足歩行ロボット、モビルスーツを争いに投入し、戦いの序盤となる段階では大勝利をおさめ、圧倒されていた地球連邦軍政府が自分たちも新型のモビルスーツを開発して……というのが話の発端です。

その連邦軍の新型モビルスーツ「ガンダム」にひょんなことから搭乗することになった少年、アムロ・レイを主人公として物語は進みます。ガンダムにアムロが搭乗することになったきっかけの戦闘で大人の軍人を失った連邦の戦艦、ホワイトベースは、ガンダムを乗せて地球連邦軍と合流すべく各地をさまよっていました。

地球に降下したホワイトベースは地球攻撃作戦の司令官、ガルマ・ザビを倒し、それを受けてジオンはランバ・ラル大尉を地球に派遣します。このランバ・ラル大尉との戦いをハイライトにホワイトベースの地球での戦いの後半を描いたのが「哀戦士」の概要になります。

ランバ・ラル、黒い三連星、赤鼻、マチルダ中尉、ミハル、といった鮮烈な印象を残す新しいキャラクターたちが登場し物語を彩ります。

「 哀戦士 」のここがグッとくる!見どころ

「哀戦士」の見どころは、キャラクターたちの織りなす深みに満ちた人間ドラマと、重厚な画作りの「重苦しい」とさえ言っていいかもしれないモビルスーツのアクションシーンだと思います。

前者の代表は中盤のランバ・ラルと主人公であるアムロのやりとりでしょう。若い子どもであるアムロと成熟した、歴戦の、落ち着きを備えた大人であるランバ・ラルとのやりとりは「渋い」の一言に尽きるものだと思います。他にも、戦場での荒廃したやりとりの中に一時の安らぎを与えてくれる美しい女士官、マチルダ中尉との人間ドラマや、脇役のカイ・シデンをクローズアップして描く実は?の女民間人のミハルとのグッとくるエピソード……キャラクターが立っており、胸に迫る情感あふれるアニメだと思います。

モビルスーツのアクションシーンについてはまずは中盤のランバ・ラルが駆るグフとガンダムの一騎打ち、そしてその後の「黒い三連星」との対峙が挙げられると思います。重量感のある、ダイナミックな演出で巨大ロボット同士の「人」が介在するやりとりが描かれます。圧巻なのは物語後半のジオン軍の地球連邦軍の拠点があるジャブローへの降下作戦のシーンです。

居合わせた人間個々人が命をかけて戦場に身を投じた姿が、サブタイトルの由来でもある劇中歌「哀・戦士」に乗って劇的に描かれるさまは見ていて誰もが興奮するであろう、躍動感あふれるシーンとなっています。また、主人公アムロのライバルシャアとアムロがインターバルを置いてジャブローで再び相まみえるシーンも見どころです。

ロボット同士の肉弾戦、双方のロボット、モビルスーツに乗り込むパイロット同士の思惑が交差する切迫した戦いは見るものの気持ちを否が応にも高める劇的なものだと思います。「アクションシーン」と限ると主要なものはこんなところだと思いますが、最後の最後まで「哀戦士」の見どころは終わりません。

物語の最後、ホワイトベースが連邦軍の高官から命令を受けて地球から宇宙に上がっていくシーンは、地球の自然も、宇宙も美しく描かれており、見ているものの胸に何らかの感情を与える素晴らしい描写がなされていると思います。「哀戦士」は名作です。

タイトル 機動戦士ガンダムⅡ哀戦士
監督 富野善幸(現・富野由悠季)
原作 矢立肇・富野善幸(現・富野由悠季)
放送期間 1981年7月11日 2時間19分
主な声優 アムロ・レイ(古谷徹)、シャア・アズナブル(池田秀一)セイラ・マス(井上遥)、ブライト・ノア(鈴置洋孝)、フラウ・ボゥ(鵜飼るみ子)、ミライ・ヤシマ(白石冬美)、カイ・シデン(古川登志夫)、ハヤト・コバヤシ(鈴木清信)、マチルダ・アジャン(戸田恵子)、マ・クベ(塩沢兼人)、ランバ・ラル(広瀬正志)、ハモン・ラル(中谷ゆみ)、ナレーター(永井一郎)
製作会社 株式会社サンライズ

©創通・サンライズ


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哀戦士 が私達に伝えた事。名作・機動戦士ガンダムII哀戦士の魅力を探る

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